大鷲のグル 2019年1月姿を見せず

宅建協会 諏訪支部 ■ 諏訪圏移住交流推進事業連絡会 事務局 ■

2019年01月10日 17:04

オオワシのグル

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毎年12月~2月にかけて北から飛来して来ていた大鷲の「グル」
グルファンの方は大変多く、県外からも毎年諏訪湖畔に集まっていました。しかし、年が明けても姿を見せず
一般の方からもこちらに問い合わせの電話が複数かかるようになりました。
(グルちゃんの管理事務所ではありませんが^^ こちらのブログにいち早く情報が載ると認識され皆さんが待っていてくれたと思うと大変うれしいのですが・・・)
冬の期間寒い中毎日、朝から日没まで諏訪湖畔にカメラを据えて観察・撮影してくれていたカメラマンよりメッセージが届いております。↓

大鷲のグルちゃんいまだ姿を見せません

今年グルちゃんが諏訪湖に越冬に来れば、4歳の時に救われてから今年で20期目となる節目の年でした。しかし、1月6日の時点で見た人はいません。北海道と東北地方には約1800羽(世界中で5000羽しかいない。国の天然記念物で)越冬に来ますが、中部地方以南では数羽しかいません。琵琶湖とか鳥取県の大鷲は、北の天気があれているのでいつもより1週間早く越冬に来ています。
動物園では50数歳まで生きた大鷲がいますが、自然界では20-25歳が平均寿命といわれています。グルちゃんは4歳の時にお腹をすかせて諏訪湖に落ちたのを救われてから今年で24歳になります。保護された檻で右の羽を根元からなくしてハンデがあります。この2年ほどは随所に体力が落ちて苦しそうなのを見ています。また昨年は1月終わりから諏訪湖が全面結氷して5日くらい何も食べられないときがありました。諏訪湖に空いた釜穴で鴨をたまにとって食べていました。10年前までにはあまり見ている人がいなくて1月半ばに越冬に来た記録がありますが、この10年は大勢で観測し12月中には確認されています。これからも監視を続けますが、今の時点ではもう諏訪湖に飛来しない確率が高くなっています。琵琶湖の大鷲は21年目です。日がたつにつれて現実を受け入れるしかない状況になってきたようです。

  2019年1月6日   宮坂忠彦

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